- gaze
アリー スター誕生

人が全力で何かをしている姿は美しい、まして、更にそのことを楽しんでいる姿は感動をよぶ。
この映画のふたりがまさにそうである。
レディ・ガガが美しく見えるのは、やりきることの楽しさを体現しているからだと思う。ブラッドリー・クーパーはそれにかなり触発されて、映画の中で、特にステージのシーンではスーパースターのオーラに包まれている。
曲も良いし、歌も素晴らしい!
“Shallow”でのふたりの対話は聴いていて鳥肌が立つ。
元気がでる。
僕も全力を出すことを楽しめる人間になりたい。
たとえ失敗してもいささかの悔いも残らないだろう。
かつて会社を立ち上げた時に、
”やれることは全部やる、できないことはできるようにする”
というスローガンを掲げ、スタッフ全員でとにかく全力投球で仕事に向かってきたけれど、
何かやりきれていなくて、なかなか楽しめなかったような気がする。
どうしても結果を気にしてうまくやろうと思い、力がはいってしまう。
がんばれば頑張るほど焦りが出る、仕事がそんな感じだった。
本当に実力が無いと、全力が楽しめない、というよりは、結果を気にしてると全力でやれない、だから楽しめないのかもしれない。
若いうちにこのことに気づくのはとても難しいと思う。
このふたりは若いけれど、相当な苦労と努力をしてきたんだろうなあ。